平成1年6月運送やさんの事務所で、むくむくの白い毛玉を見つけました。 ふわふわでくにゃくにゃしてて、関節無いんじゃないかと思うほど柔らかい。 ぎゅーと抱きしめると壊れそう。 可愛いを連呼してたのをおぼえています。 娘さんが拾ってきたけど、昼間家に誰もいなく成るので 柴犬の新太郎君と一緒に、ご出勤だそうで 貰い手を探してるという事でした。 欲しいけど家では親が絶対に、許してくれそうも無いし、 初めから家の子にするなんて無理って諦めていたのに、 次の日も事務所に行ってしまった。 社長のデスクの横に2回もおしっこして怒られてた可愛そうに。 (心の中で、匂いを消して無いあんたが悪いねんって、思ったけど言えない) 家には連れて帰れないだけど。欲しいなぁ欲しいな可愛いなって 繰り返し言うけど言うだけの筈だったのに。 『じゃあ連れて帰り。』って社長?! 〜それは☆☆☆無理。。。無理って言えなかった。どうすんのぉ?! 成り行きで連れて帰る事に成ってしまって、箱を貰ってしっかりふた閉めて 原チャの足元に、この時のこの行動がぽぷらの車嫌いをすり込んで しまった事に、その時は気付きませんでした。 その足でペットショップに寄って、フードと食器を買って帰りました。 やっぱりその当時は、どんなご飯が良いのか分からなくて、店員さんに 聞いたから当然のようにサ〇エンス・グ〇ースを勧められて、貰って帰って来ました。 食器も何も知らないから、可愛いと言う理由で、プラステックのスヌーピーの セットを買って帰りました。 出発からおよそ50で分家に着きました。ドキドキしながら箱を開けると、 よっぽどバイクが恐かった様でガタガタ震えて、ヨダレで身体中 デロデロに成って少しグッタリした様子。 母はもう家に帰ってる、箱ごと見られない様に2階のベランダまで 一気に突破、取り敢えずご飯。。。『ちょっと待ってて』って言い残して台所に。 ご飯の用意をして戻ると、寂しいのか不安だったのか『キュンキュン』鳴いてる。 可愛いなぁでもどうなるんやろう? ご飯にガツガツ食い付いてあっという間に食べてしまった。 少し離れてもキュンキュンミィミイ鳴きやまなくて、 しょうがないから箱にバスタオルをしいて、 家の中に入れる事にした。 母と妹には仔犬を連れて来た事を伝えた。 案外あっけなく母は諦めた、問題は父親をどう説得するか。 妹と作戦を考える事にして、その日はそのまま廊下に箱を置いて 戸を開けたまま寝る事にした。だけどそう簡単に寝てくれない。 結局何をしてもそばに居ないと鳴きやまなくて、廊下で見えてるのに 大人しく寝てくれなくて何時までも鳴き止まない。 結局部屋の中に箱を入れて寝たような記憶が薄っすらと残っています。 13年前の事です。 今から考えるとだんだん我侭モードだったのかな。 |
次の日起きたらやっぱり仔犬が居てる! 『夢じゃない』嬉しいような困ったような。 ご飯を食べさせて、お散歩お散歩って♪ 思い込んでて、まだまだ小さいのに、 おしっこ&うんちをさせに外に連れ出した。 母を説得して取り敢えず夕方まで玄関でお留守番させる事にして出勤。 仕事を終えて家に帰ると、もう直ぐ父親が帰って来てる。 母親に聞くと2階に居てる,様子を見に行くと嬉しそうにしっぽをふりふり。 おしっこさせなければ・・・ そーっと下の様子を伺いながら外に連れ出してお散歩。 中々思う様には歩いてくれない。 お散歩と言うより無理矢理引きずってる気がする。 歩いてくれ〜その時何か口に入れた! 慌てて取り上げたけど、間に合わなくて殆ど食べてしまった。 取り上げた物を見てみたら『カビの生えたレンコン』ギャァーどうしよう? ダッシュで母親に伝えて病院に連れて行く事に・・・ この時点で帰って来た父親に早くも仔犬の事がバレテしまった。 原チャは酔うし早く連れて行かないとという焦りで パニック状態に成ってた。 怒鳴りまくる父親に病院が先って説得して、 近所の人に聞いた獣医さんに連れて行く事に。 カビが生えたレンコンを食べてしまった事を、 言って診察してもらった結果、 取り敢えずレンコンを戻させる様に注射を打たれた。 『キャウン』痛そうやなぁでも我慢して頂戴、 10分足っても一向に戻す気配無し。 じゃあもう1本打って様子を見ましょう。。。 もう1本打っても変化無し。 15分後もう腸の方に行ってる可能性が高いので、 早く胃腸から出てくる様に、注射をって言う事で 更にもう1本。この時の処置。。。 今なら少しオカシイ?って分かる。 けど当時は獣医さんの言い成りだった。 獣居さんに連れて行った時にはもう口に入れてから 30分以上足ってたので、戻させる為に打った2本注射 意味ないんと違うの? 明日様子見ておかしかったら連れて来て下さいって言う事で、 大騒ぎした割りには???のまま家に戻りました。 カルテを作る時に名前を聞かれて、数ある候補の中から とっさに『ぽぷり』と言った積りが急な事に慌ててた事もあって 『ぽぷら』 って言ってしまって診察券にさんぜんと輝くポプラの文字。 言い間違いで名前がポプラに決まってしまいました。 せめて平仮名の方が可愛いって言う事で『ぽぷら』に成りました。 家に帰って父親を説得すのに約2時間! 妹と2人で涙&鼻水だぁだぁ流しながら、 土下座して頼み込んで幾つか約束を守る事を前提に 許してもらえました。(当時私23歳妹19歳) 約束1 必ず朝晩2人が交代で散歩に行く、親は一切協力しない。 約束2 ご飯代、病院代その他掛かる費用は姉妹で出す。 約束3 必ず避妊手術を受けさせる。 約束4 絶対に部屋の中には入れない、玄関で飼う事。 以上を守れなければ手放す。 この約束全部守ってたのはぽぷらが家に来て2年くらい。 ある猛暑の日に部屋に入れてからは ぽぷらは玄関には戻らない子に成りました。 |